■　インドネシアとモナコの国旗はほぼ同じ

東南アジアの熱帯の国、インドネシア共和国。ヨーロッパの地中海に面し世界で2番目に小さい国、モナコ公国。一見特に深い関連は見受けられなそうな両国ですが、実は国旗が酷似、というよりほぼ同じデザインなのです。

両国旗を下に並列させてみましたが、一見しただけではどっちがどっちの国旗やらさっぱり分かりません。一体何が違うのかというと縦と横の比率が違い、インドネシアが２：３、モナコが４：５となっています。上がインドネシア、下がモナコの国旗です。

インドネシア国旗

最初に上のインドネシア旗について。赤と白は13世紀末のマハジャパト朝の色で、赤は自由と勇気を、白は正義と純血を示しています。1945年制定。

モナコ国旗の赤と白は13世紀以降支配していたグリマルディ公家の色であるといわれています。1881年制定。

両国旗はあまりにも似すぎていたがために、変更を求めて言い争いにあったことがあったそうですが、どちらの国旗も伝統に即していたために、結局変更はされず現在に至ります。

ちなみに国連方式では国旗の縦横の比率は２：３に平等化してしまうので、見かけ上インドネシア国旗と区別がつかなくなってしまうこともあるそうです。皆さんも国旗を制定する際は、他国の国旗を「事前にチェック」しておいてください。

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■ インドネシアとモナコの国旗はほぼ同じ

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