■　パキスタンという国名は学生が考えた

パキスタンといえば、インドとアフガニスタンに挟まれた内陸の南アジアの国である。世界地図で場所を確認していただきたい。すると周りにはやたらと「スタン」が付く国名が多い事に気付かれるはずである。隣国アフガニスタンに、ウズベキスタンやカザフスタンなどの旧共産圏の国々にも「スタン」が付いている。

スタンは正しくは「istan」で、ペルシャ語で「国」を表す言葉。パキスタンにも付いているのは不思議でも何でもないが、実は「パキスタン」の語源は他の国とは一線を画している。

実はパキスタンの語源は頭文字。独立前のパキスタン地方には５つの地域があり、それらの頭文字が国名になったわけです。

パンジャブのＰ、アフガンのＡ、カシミールのＫ、イスラム教国家だからＩ、そしてシンドのＳ、最後にバルーチスタンのＳＴＡＮ。全部あわせて「ＰＡＫＩＳＴＡＮ」というわけだ。この画期的なネーミングを考えたのは、英国に留学していたパキスタンの学生だった。

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■ パキスタンという国名は学生が考えた

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