■　スターリンは家族にも冷徹だった

レーニンの死後、ソ連の権力を握り「大粛清」を行い独裁政治を確立させたスターリン（本名）は、自分の子供にも冷徹だったという。長男ヤーコフが拳銃自殺し損ねた時も、ケガの心配するどころか「お前は銃もまともに撃てないのか」と言い放ったというエピソードは有名だ。

他にも悪天候の中で飛行ショーを行わせ、飛行機数機を墜落させた次男ヴァシーリを解任させたり、ユダヤ人だった息子ヤーコフの妻を刑務所に入れるなどあまりに冷徹なエピソードが残っている

そんなスターリンも娘のスヴェトラーナに対しては愛情をしめしたが、成長するとともに他の子供たちと同様に厳しく対処し始めるようになり、彼女が１６歳の時のボーイフレンドをイギリスのスパイと断定し、北の果ての強制収容所に５年も放り込んでしまった。こうした心の傷が癒えなかった彼女は父の死後、姓をスターリンから母親の旧姓に変えた。

スターリンは冷酷な指導者だけにこうした態度は当然といったら当然かもしれないが、家族くらい心を許してもよかったのでは・・・

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■ スターリンは家族にも冷徹だった

■　スターリンは家族にも冷徹だった